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2010年9月1日水曜日

頭痛とは

頭痛とは、その名の通り頭に感じる痛みのことです。
その痛みの中で表面痛以外のものを一般に「頭痛」と呼びます。

頭痛には幅広い症状があり、様々なタイプの痛みがあります。
一般的に誰もが経験する症状でもあり、頭痛が致命的疾患あるいは重篤な病気の表れであることがあります。
頭痛の原因特定は難しく非常時重要な症状だとされることもあります。

一般的に頭痛はありふれているものなので、誰でも日常的に感じることのある症状です。
頭痛は身体的に感じる愁訴です。
病院の外来に初診で訪れる患者さんの約10%の人が症状として頭痛を訴えます。

慢性的に頭痛を抱えている人の大半は機能性の頭痛と言われるもので、緊張型頭痛と片頭痛の両方をあわせもった症状です。
日常生活に支障をきたすほどの頭痛を全人口の半数近い人が感じています。
また性別でみると男性より女性の方が頭痛を訴えることが多いです。
緊張型頭痛で見るとその6割が女性で、片頭痛に至ってはその8割が女性となっています。

女性の場合、月経時などにホルモンバランスが崩れることにより頭痛を伴うことがあります。
このように体調の変化、精神的なストレスなどによって頭痛を起こすことがあります。
本来の体質によって頭痛を起こしやすい人もいれば、脳出血や脳腫瘍などの重篤な病気にかかっているのではないかと心配する患者さんも多くいます。
そのためたかが頭痛と軽んじることなく、病院では頭痛の患者さんには痛みを止めるだけではなく精神面でのケアも行っています。


症状

それぞれの頭痛の一般的な症状を示します。
自分の頭痛がどれにあたるのか診断してみてください。

まず「片頭痛」の一般的な症状です。
額の辺りを重点的に、目の周りやこめかみ付近が痛い。
痛さの感じがズキンズキン、ガンガンなど拍動性の痛みが続く。
アルコールを飲んだり、お風呂に入ったりして血行がよくなると頭痛症状が悪化する。
ひどくなると嘔吐症状もでる。
音や光などが頭に響く。
頭痛症状が現れる少し前に前兆としてきらきらと目の前に光が見える。
空腹の場合、特に頭痛がおきやすい。

次に「群発頭痛」の一般的な症状です。
目の奥をえぐられるようなとてつもない痛みがある。
アルコールを飲んだり、お風呂に入ったりして血行がよくなると症状が悪化する。
季節の変わり目などに特に痛くなる。
涙がながれたり、鼻水がでたり目が充血したりする。

次に「緊張型頭痛」の一般的症状です。
後頭部から頭頂部にかけて痛みがある。
毎日頭痛する。
後頭部や頭全体が何かにしめつけられているような痛みを感じる。
頭がパンパンに張っているようだ。
たまにふわーっとめまいがする。
アルコールを飲んだり、お風呂に入ったりして血行がよくなると症状が悪化する。

次に「後頭神経痛」の一般的症状です。
頭や首を動かしただけでビリッとした鋭い痛みが、後頭部から側頭部にかけて起こる。
首がズキンと痛くて動かせないほどである。

最後に「慢性連日性」の一般的症状です。
毎日朝起きたら頭が痛くて慢性的に薬を飲んでいる。
それでも痛みが治まらないタイプの頭痛である。


頭痛外来

いざ医療機関を受診しようと思ってもどの病院に行けばいいのかわからず、どこの科に行くのかさえ悩む人が多いと思います。
そうしているうちに受診するのが億劫になり行くのをやめてしまう人もいます。
このような場合に頭痛に悩まされている人が医療機関に気軽に来られるようにと設置されたのが「頭痛外来」です。

頭痛外来では、その人の症状を医学的に診察して、ときには検査を行い診断してお薬の処方をします。
診療している先生たちの専門分野は多岐多様にわたっています。
神経内科や脳神経外科、精神科や内科、ペインクリニックなど多数です。
頭痛の原因が患者さんごとに様々あるように、携わっている医者も様々なのです。

神経内科とは主に脳や脊髄、筋肉、末梢神経に至るまでみるところです。
運動機能や感覚機能がうまく機能しなくなったり、物事を考える認識機能がうまく働かなくなったりしたら神経内科に関する病気が疑われます。

脳神経外科とは脳や脊髄、末梢神経さらにその付属器官などの神経系で外科的治療が必要な疾患を対象としています。
治療対象疾患は年々増加していて一概にこれを担当しているとは言えません。

ペインクリニックとは神経ブロック法を使って痛みに関する診断と治療を行うところです。
治療方法は神経ブロック、薬物療法、鍼灸、理学療法、心理療法、漢方などがあります。
その科とも連携しあって総合的に痛みについて治療をしてくれます。
頭痛に悩んでいる人は一度これらの中から該当しそうな科を選択して受診されるといいと思います。


めまい

突然視界が回転したように「めまい」を感じることも頭痛の付随症状にあります。
視界がゆがんだり回転したりするめまいの場合は、一般的に耳の病気を疑います。

そもそも「めまい」とは、耳の中にある「内耳」という部分にある器官「蝸牛」と「三半規管」などに異常が起こることによって表れる症状です。
蝸牛と三半規管は人間の体のバランスを保つ、平衡感覚をつかさどっている部分です。
そのため耳が病気になるとこの平衡感覚が崩れてしまい視界がゆがんだり回転したり見えるのです。

めまいには脳も大きく影響しています。
蝸牛と三半規管に信号を送っている部分の脳に異常が起こるとめまいがすることがあります。
脳が体とやりとりしている部分の信号がきちんと伝わらなくなると体の制御が利かなくなってしまうのです。
ですから頭痛によって脳血管に炎症を起こしたために耳への信号がうまく伝わらなくなってめまいが起こるというわけです。

頭痛の中でもめまいが起こりやすいのが片頭痛です。
片頭痛では目の奥の方に痛みを感じます。
そのため視界がぼけたり歯車のようなものが見えたりする閃輝暗点になったりします。

また頭痛とめまいがしょっちゅう一緒に起こる人は「脳卒中」の危険性があります。
脳卒中では頭痛とめまいが症状の進行によって表れます。
脳卒中がさらに進行すると言語障害や麻痺がでるので早めに医療機関を受診して検査する必要があります。

めまいが起こった場合の対処法としては、まずじっとしていることです。
その場で目を閉じて安静にしてください。
頭痛からきているめまいの場合は、頭痛薬を飲むことで改善されます。
しかし頭痛薬を飲んでもめまいが治らなければ脳血管障害も疑うべきなのですぐに医療機関を受診してください。